SPI対策 Q&A
具体的にSPI対策を始めるに際し、あるいはSPI対策を実際にやっていると、さまざまな疑問や不安が浮かんできます。
これまでに学生の皆さんからいただいた質問のいくつかをご紹介しますので参考にしてください。
Q:適性検査にはいくつかの種類がありますが、SPI対策だけで 大丈夫ですか?
A:玉手箱・C-GABやSCOAなど有力な適性検査は他にもあり、夏のインターンシップの際には玉手箱を使う企業が増えてます。ですが本選考ではSPIが最も高いシェアを占めています。企業は応募者、採用者の適性検査の結果をデータとして保存しており、各年の傾向を分析しています。分析にはデータの継続性が重要で、今後ともSPIのシェアが高い状況が続くと予想されます。したがって、SPI対策を優先的に行うのが有効です。さらに、SPIの準備が最も時間と労力を必要とするので、先ずはSPI対策をするのをお薦めします。但し、志望企業が絞られてきたら、どんな適性検査を実施しているか情報を入手し、それに応じた対策を行うことも大切です。
Q:そもそもSPI対策は必要ですか?
A:二重の意味で必要です。第一に、SPIは採用活動における絞り込みに使われます。経済の先行きが不透明な中、絞り込みをより厳しく運用する可能性があります。第二に、対策は必ず効果に結びつきます。それは問題の形式に慣れること、解答の手順に慣れることの二つの効果が考えられます。多くの学生がそれぞれ自分なりの対策に取り組んでいる以上、皆さんも後れを取ることはできません。
Q:対策にはどれくらい時間がかかりますか?
A:人によって異なります。SPIの問題を解くには、問題を解くためのツールとしての基礎学力(分数・割合・一次方程式)が必要であり、かつ問題が解けたか解けなかったかということにとどまらず、解答のプロセスを短時間で再現できるよう、定着化することがとても大切です。それらに要する時間は人によって異なります。これまでの指導例では、1週4コマ、約1か月で対策を行った事例がありますが、定着化のために相当の努力を集中的に行う必要があります。
Q:SPI対策をいつから始めたらいいですか?
A:基礎数学力(中学数学レベル)がある人は、大学3年生の3月を目途に集中的に準備すればいいでしょう。どの程度の数学力が必要とされるか、自分の数学力はそれに対して十分か知るために、早い時期に対策本を1冊やってみることをお奨めします。基礎数学力に不安がある人は、2年生の間、または遅くとも3年生前期までにしっかり準備しておくことが必要です。3年生になったら、インターンシップへの参加や、エントリーシートの準備、企業研究・業界研究など、自分の将来をしっかり見据える作業に時間を使いたいものです。最後に、本番の1週間ほど前になったら、問題をもう1度やってみて、頭の準備運動をすることも大切です。
Q:SPI対策をどのように進めたらいいですか?
A:どれだけの時間をかけられるかによります。時間に限りがあるなら、テストセンター対策を優先してください。取り敢えず、対策本を1冊やってみましょう。対策本には、どの方式で出題される問題か明記されています。問題が簡単と感じたら、もう1冊別の対策本をやってみるのもいいですが、多くの場合、1冊の本を何度もやる勉強法の方が有効です。
Q:おすすめの本はありますか?
A:どれも一長一短で、どれをやるかよりも何度やるかの方が重要です。参考までに、大学・専門学校の講義で使ってきたものは
- イッキに攻略!SPI&テストセンター(高橋書店)
- 「1日10分」から始めるSPI基本問題集(大和書房)
他に、SPI-Clinicでは、
- 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集(ナツメ社)
- SPI解法の極意(マイナビ編集部)
を使うこともあります。
独習に向いているのは、解説が丁寧な次のものでしょう。
- これが本当のSPI3だ! (講談社)
Q:一冊のテキストを何度もやるという勉強法はどうして効果がありますか?
A:スポーツの経験がある人なら、テニスでも野球でも、あるいは剣道でも、素振りが大切なことはよくご存じでしょう。テキストの問題を何度もやるのは素振りと同じです。素振りによって正しいフォームが身につくのと同様に、できなかった問題を中心に何度もテキストをやることによって、適切な思考パターンが身につきます。
Q:高校のときからほとんど数学をやっていませんが大丈夫ですか?
A:SPIの問題はほとんどが中学で習った事柄ですから、高校で数学をやってなくても大丈夫です。むしろ中学時代の知識を思い出すことが必要です。とくに、分数・割合・一次方程式の知識は、問題を解くためのツールとして不可欠です。
Q:父の仕事の関係で、小学校教育を日本で受けていませんが大丈夫ですか?
A:もちろん大丈夫ですが、少し努力を要します。
- 大学での対策講座や対策本は日本での小中学校教育を前提にしていますので、理解しにくいところがあるかもしれません。その場合には、『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』のような本がありますので、知識を補ってください。
- または、個別指導によって、あなたの数学体験に寄り添ってくれる指導を受けてください。
Q:分数・割合・一次方程式の知識が問題を解くためのツールとして不可欠ということですが、どの程度の知識が必要とされるのですか?
A:要はSPIの問題から答えを導き出せるレベル、または解説を理解し、正解を再現できるレベルです。具体的なレベル観をつかんでいただくために、この問題をやってみてください(ここをクリック)。こうした力が必要とされるのは、どんなスポーツにもある程度の筋力が求められるのと同じです。